教員紹介

人間健康科学部 福祉学科 脇野 幸太郎

人間健康科学部 教授

持続可能な開発目標(SDGs)

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[専門分野]
法律学(社会保障法)

[所属学会]
日本社会保障法学会、社会政策学会、日本公衆衛生学会、日本法政学会、日本社会福祉学会、日本仏教福祉学会

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プロフィール

出身都道府県埼玉県 
生年月日1973年2月7日

学歴(学位)

1996年 明治大学 学士(法学)
1998年 明治大学大学院 修士(法学)

主な職歴

2009年 大分大学福祉科学研究センター 専任講師
2011年 長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科 講師
2015年 同上       准教授
2020年 同上       教授・学科長
2024年 周南公立大学人間健康科学部福祉学科 教授

主な著書・論文

【著書】

・『介護保険転換期――新制度のしくみとドイツ制度の現状』 財団法人東京都高齢者研究福祉振興財団 本澤巳代子編 p.145-162 2005

・『福祉契約と利用者の権利擁護』 日本加除出版 秋元美世、新井誠、本澤巳代子編   2006

・『介護職員基礎研修テキスト 第2巻 社会保障制度とサービス』 財団法人長寿社会開発センター 介護職員基礎研修テキスト編集委員会 p.200-221 2007

・『家族のための総合政策 ――日独国際比較の視点から』 信山社 本澤巳代子、ベルント・フォン・マイデル編 p.163-186 2007

・『根拠に基づく高齢者福祉ケア』 金芳堂 田宮奈菜子編 p.52-61 2010

・『これからはじめる社会保障(第4版)』 日本加除出版 植村尚史編   2015

・『Next教科書シリーズ 社会保障』 弘文堂 神尾真知子・古橋エツ子編 p.95-108 2016

・『ケースで学ぶ法学ナビ』 みらい 大林啓吾、手塚崇聡編 p.109-120   2018

・『社会福祉学習双書 老人福祉論2019』 全国社会福祉協議会 社会福祉学習双書編集委員会 p.37-70 2019

・『新・わかる・みえる社会保障論』 みらい 今井伸編   p.254-259 2021

・『新・はじめての社会保障論(第3版)』 法律文化社 古橋エツ子編 p.171-188 2021

・『よくわかる公的扶助論』 法律文化社 増田雅暢・脇野幸太郎編 p.31-64,117-126,169-179 2020

・『最新社会福祉士養成講座・精神保健福祉士養成講座 7 社会保障』 中央法規 金子充・西岡 淳・平岡公一編 p.215-241 2021

・『変わる福祉社会の論点 第3版』 信山社 増田幸弘・三輪まどか・根岸忠編 p.29-35,167-172,229-236 2021

・『国民の福祉と介護の動向2023/2024』 厚生労働統計協会   p.193-219,224-230 2023

・『トピック社会保障法(第18版)』 不磨書房 本澤巳代子・新田秀樹編 p.230-260 2024  


【論文】 

・ヴァイマル共和国における社会扶助制度―「理念」と「現実」の一段面 「法学研究論集」(明治大学大学院)17号 単著 2010

・判例研究 社会保障法判例 「労働者災害補償保険法所定の年金給付基礎日額について最高限度額を設定した同法及び同法施行規則の各規定は憲法14条に違反するものではないとして、当該各規定に基づいてなされた遺族補償年金等不支給処分が適法とされた事例』(名古屋地方裁判所平成14年7月9日判決)   「季刊社会保障研究」(国立社会保障・人口問題研究所)41巻1号 単著 2005

・判例研究 社会保障・社会福祉判例研究 「勤務先から介護のために近親者の住居に立ち寄り、その後の帰宅途中において交通事故にあった場合において、通勤災害と認められた事例」(大阪地方裁判所平成18年4月12日判決) 「賃金と社会保障」(旬報社)1436号 26-34頁 単著 2007

・ヴァイマル・ドイツ公的扶助制度における扶助実施責任 「社会保障法」(日本社会保障法学会学会誌・法律文化社)22号 90-103頁 単著 2007

・判例研究 社会保障法判例 「収容保護ではなく、居宅での生活保護(居宅保護)を求めた野宿生活者に対し、大阪市立更生相談所長が住居を持たないものは居宅保護はできないとして収容保護決定をしたのは違法だとして、収容保護決定の取消しが認められた事例(佐藤訴訟控訴審判決・大阪高等裁判所平成15年10月23日判決) 「季刊社会保障研究」(国立社会保障・人口問題研究所)43巻4号 402-409頁 単著 2008

・夜間・深夜時間帯における訪問介護サービスの現状と課題―実態調査を踏まえた法的観点からの検討 「法政論叢」(日本法政学会学会誌)45巻2号 58-70頁 単著 2009

・わが国における社会福祉・介護の法的権利保障の現状―1960~2005年の判例分析から 「日本公衆衛生学会雑誌」56巻6号411-417頁 共著(共著者:松澤明美・田宮菜奈子) 2009

・夜間対応型訪問介護の最重要課題―関係機関への実態調査を踏まえて 「厚生の指標」56巻15号8-12頁 共著(共著者:田中孝明) 2009

・判例回顧(社会福祉系) 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)24号 258-260頁 単著 2009

・判例回顧(社会保険系) 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)25号 210-214頁 単著 2010

・生活保護にかかわる現状と改善策 「日本台湾法律家協会雑誌」第9号67-92頁 単著 2010

・高齢者虐待への法的対応と介護政策上の課題 「法政論叢」(日本法政学会学会誌)第47巻第2号119-135頁 単著 2011

・判例回顧(社会福祉系) 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)26号 195-198頁 単著 2012

・判例回顧(社会保険系) 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)27号 201-204頁 単著 2013

・東日本大震災被災地(岩手県山田町)学生ボランティア活動の引率に参加して 長崎国際大学論叢 第13巻227-234頁 単著   2013

・判例回顧(社会保険系) 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)28号 218-220頁 単著 2014

・判例回顧(社会保険系) 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)29号 206-208頁 単著 2015

・引退過程と社会保障 「社会保障法」(日本社会保障法学会誌)32号 213-222頁 単著 2017

・社会福祉系学生の進路傾向と国家資格取得状況―希望及び決定進路と社会福祉士国家試験 長崎国際大学論叢 第19巻111-124頁 共著(共著者:ヴィラーグ・ヴィクトル・野田健・金子麻美) 2019

・書評 伊藤周平著『「保険化」する社会保障の法政策』 社会政策(社会政策学会誌)143-147頁 単著 2020

・低所得者に対する居住支援-「地域共生社会」の理念と居住支援の関係性- 長崎国際大学論叢第22巻113-123頁 単著 2022    


 講演・口頭発表等 


・「ヴァイマル・ドイツにおける扶助実施責任」 日本社会保障法学会第49回春季大会個別報告 2006

・「孤独死対策に向けた高齢者死亡の背景要因―3年間の法医剖検事例による疫学的分析 日本公衆衛生学会第67回大会 2008

・「夜間・深夜時間帯における訪問介護サービスの現状と課題―実態調査を踏まえた法的観点からの検討」 日本法政学会第119回総会 2008

・「生活保護制度の現状と問題点」 日本台湾法律家協会2009年度(第14回)学術総会 2009

・「高齢化の進む郊外住宅団地における朝市を通じた住民交流の実践事例」 日本社会政策学会第119回大会 2009

・「高齢者虐待への法的対応と介護政策上の課題」 日本法政学会第113回総会 2010

・シンポジウム『被用者の引退過程と所得保障」「引退過程と生活保護」 日本社会保障法学会第70回秋季大会      


  共同研究・受託研究等の研究課題


・共同研究 ユニベール財団研究助成「夜間・深夜時間帯における訪問介護サービスの現状と課題―真の『利用者本位』の制度構築に向けて」代表研究者   2007年

・ 日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)「穏やかな人生の最終章のためにー公衆衛生学・法医学・法学等学際的アウトカム研究拠点」   2009~2011年

・共同研究 令和2年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究C 「地域で連携して取り組む居住支援プログラムの実践的開発と検証」分担研究者   2020~2025年

・共同研究 令和3年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)挑戦的研究(萌芽) 「Webを活用したソーシャルワーク実習プログラム・実習教材の開発・運用・評価」研究代表者   2021~2025年

主な地域活動

【社会活動】  

・佐世保市人権施策審議会委員(2015年~2017年)

・長崎県介護保険審査会委員(2013年~2024年)

・長崎保護司選考会委員(2013年~2024年)

・社会福祉法人清風園 苦情解決第三者委員(2015年~2024年)

・佐世保市保健福祉審議会委員長(2016年~2024年)

・社会福祉法人佐世保市社会福祉協議会理事(2015年~2024年)

・社会福祉法人平戸市社会福祉協議会成年後見事業推進委員会委員長(2015年~2016年)

・社会福祉法人長崎友愛会評議員(2019年~2024年)

・社会福法人一粒の麦の会 苦情解決第三者委員(2019年~2024年)

・社会福祉法人宮共生会評議員(2019年~現在に至る)

・社会福祉法人西友会監事(2023年~現在に至る)

・社会福祉法人佐世保市社会福祉協議会「させぼ成年後見センター」運営委員会委員長(2016年~現在に至る)

・NPO法人フリースペースふきのとう 理事(2022年~現在に至る)

・佐世保市成年後見利用促進協議会委員(2023年~2024年)

担当授業

権利擁護を支える法制度、刑事司法と福祉、社会保障Ⅰ、社会保障論Ⅰ

一言メッセージ

法律学、特にその中の社会保障法を専攻しています。法とか法律とかいうと、非常に堅苦しく近寄りがたいイメージもありますが、実際には生身の人間や組織、社会を対象とした非常に「人間らしい」学問分野です。特に、社会保障は、私たちの生活を守り支える社会資源として非常に重要なもの。そのため、法理論の研究だけでなく、私たちが地域で健康にいきいきと生活していくために、社会保障をいかに活かしていくか、という側面に関心があります。これから学生さんたちと一緒に、たくさんフィールドに出て、「生きた法」「生きた社会保障」を学んでいきたいと思っています。
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