山口型PBL専門ゼミ

アクティブ・ラーニング(AL)による4年間の継続的な学びの体系

Shunan University では、地域をテーマとする課題解決型学習(PBL)「地域ゼミ」(2年次)の新設を基点として、「教養ゼミⅠ」(1年次)におけるPBLリテラシー教育を標準化し、卒業論文に取組む「専門ゼミⅠ・Ⅱ」(3・4年次)の学びへと接続させることで、4年間を通じてALを継続的な学びとするPBL体系化を進めてきました。さらに、H29年度(H28年度入学生)から「地域ゼミ」を必修化し、すべての学生がPBLを体験できる環境が整いました。その後、この体制をより充実させるため「専門ゼミⅠ・Ⅱ」における地域課題活用を推進しています。

学生は地域をテーマとするPBLに継続的に取組むことにより、課題を発見し解決するための「課題対応能力」やチームや他の関係者と協働して課題にあたるための「人間力」の向上を目指します。


山口型PBLによる「専門ゼミ」の開講

この充実化の一環として、令和元年度より「専門ゼミⅠ」の一部を「山口型PBL」として開講することといたしました。「山口型PBL」とは、企業や自治体等からテーマと活動資金の提供を受け実施されるPBLで、地域が求める人材の輩出・育成に向けた環境整備のため山口県が県内大学への普及を進めている授業モデルです。この授業モデルは、通常の卒業論文作成に代わって地域課題の発見・解決に取組む山口大学国際総合科学部の「プロジェクト型課題解決研究」をひな形としています。

Shunan University では、この「山口型PBL」を3・4年次の「専門ゼミ」に導入し、地域をテーマとするPBL体系の充実化を強化することとしました。導入形態として、(a)3年次「専門ゼミⅠ」でPBLを実施し、4年次「専門ゼミⅡ」でその経験をもとに研究を進める・またはPBLを継続する形態、(b)3年次「専門ゼミⅠ」では専門知識・方法論を学び、それをもとに4年次「専門ゼミⅡ」でPBLを実施する形態を想定しています。
専門ゼミへの山口型PBL導入形態

これまでのゼミ一覧

令和4年度
担当教員 小林 啓祐
連携先 新南陽商工会議所
テーマ 周南市における地域通貨導入による地域活性化の可能性についての検討
取組内容テーマは、「どのような方法であれば周南市で地域通貨が流通し、地域が活性化するのか」です。昨年度に引き続き、新南陽商工会議所さんの協力を得て、周南市の経済の活性化の方法について地域通貨を軸に調査します。

担当教員 呉 贇
連携先 徳山商工会議所
テーマ 周南市企業の魅力発見(Ⅱ)
取組内容 2019年度から徳山商工会議所と連携したPBL(課題解決型学習)型のゼミプロジェクトで、2021年度より周南市の企業を若者に知ってもらうことを趣旨とした活動として地元企業の訪問調査を行い、本年度はアイザワ証券(株)、(株)山縣本店、(株)はつもみぢ、(株)カン喜、光メータルセンター(株)、(株)徳地農業公社の計6社の訪問調査を行った。

担当教員 立部 文崇
連携先 光市役所
テーマ PBLを活用したがん検診受診率向上に向けた調査研究
取組内容 がん検診の受診対象者に受診を促すため、効果的な取組等について調査研究を行う。
アキ
アキ
令和3年度
担当教員 寺田 篤史
連携先 周南市選挙管理委員会
テーマ 若者の投票率を高めるには?
取組内容 ゼミ生は、選挙管理委員会より提示されたテーマに対し、自分たちが取り組むべき課題を見つけ、課題解決のための調査・分析を行い、解決案を提案し、実現に向けて行動します
活動報告はこちら

担当教員 中嶋 克成
連携先 ACT SAIKYO
テーマ コロナ禍におけるホストタウン事業活性化
取組内容 ゼミ生は、「ACT西京および西京銀行の地域貢献」というテーマに対し、自分たちが取り組むべき課題を見つけ、課題解決のための調査・分析を行い、解決案を提案し、可能であれば実現に向けて行動します
活動報告はこちら

担当教員 小林 啓祐
連携先 新南陽商工会議所
テーマ 周南地域における地域通貨導入の是非について
取組内容 テーマは、「都市の経済はどのように活性化するのか、あるいは冷え込んでいくのか。」です。今年は、新南陽商工会議所さんの協力を得て、周南市の経済の活性化の方法について地域通貨を軸に調査します
活動報告はこちら

担当教員 呉 贇
連携先 徳山商工会議所
テーマ 周南市地元企業の魅力発見
取組内容 学生の将来の就職・起業あるいは研究を携わるために必要な素養(専門知識、学習・研究能力、行動力など)をPBL(Project Based Learning)型プロジェクト演習によって体験的に育成します
活動報告はこちら

担当教員 羽田 司
連携先 光東株式会社
テーマ KOPOLOを活用した山口県の魅力発見
取組内容 自らが課題を発見し、解決する能力能力を養うために山口型の課題解決型研究(PBL)を実施する。その際、地理学的な視点から課題解決型研究(PBL)を深化させる
活動報告はこちら
アキ
アキ

令和2年度

担当教員 連携先 テーマ
赤松 礼奈
周南市観光交流課
若年層の女性向けの中山間地域のツアープラン
呉 贇
徳山商工会議所
大学生と企業の間に何が必要か―周南市の若者定着問題を事例として―
寺田 篤史
㈱まちあい徳山
Tokuyamapの認知度および地域で必要とされている情報について
中嶋 克成
㈱西京銀行
西京銀行PBIを通じたホストタウンおもてなしプラン作り―ACT SAIKYO十周年活性化第一弾―
羽田 司
国際貿易㈱
山口de就職

令和元年度

担当教員 連携先 テーマ
呉 贇 徳山商工会議所
Shunan University 生の就職意識に関する考察 ―働きたくなる街とは―
寺田 篤史
㈱まちあい徳山
Webメディア(Tokuyamap)を活用した地域情報の発信
羽田 司
㈱国際貿易
遊びの情報発信基地に情報が集まる仕組みづくり

報告会

毎年9月頃、連携先の企業、団体の方をお招きして中間報告会をして、活発な議論を受けて今後の活動につなげています。さらに2月頃に成果報告会を行い、2年間の総仕上げをしています。

令和3年度専門ゼミⅠ中間報告会

日時:2021年9月13日(月)15:00~
実施方法:オンライン(Teams)
発表ゼミ:寺田ゼミ、中嶋ゼミ、小林ゼミ、呉ゼミ、羽田ゼミ

令和2年度専門ゼミⅠ合同成果報告会

日時:2021年1月29日(金)13:00~
実施方法:オンライン(Teams)
発表ゼミ:赤松ゼミ、呉ゼミ、寺田ゼミ、中嶋ゼミ、羽田ゼミ
チラシはこちら

令和2年度専門ゼミⅠ中間報告会

日時:2020年9月17日(木)13:00~
実施方法:オンライン(Teams)
発表ゼミ:赤松ゼミ、呉ゼミ、羽田ゼミ、中嶋ゼミ、寺田ゼミ
チラシはこちら

Shunan University 地域共創センター

〒745-8566 山口県周南市学園台843-4-2
TEL:0834-28-5566(直通) 0834-28-0411(代表)
アドレス:su_rcc01@shunan-u.ac.jp
TOPへ戻るボタン