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活動報告
2024-12-11

医療的ケア児とその保護者が参加して「健康」についての講義を実施しました

「人の健康生活」の講義はすべての学部・学科の学生が選択できる科目 で、経済経営部経済経営学科・情報科学部情報科学科 人間健康科学部スポーツ健康科学科 人間健康科学部福祉学科 人間健康科学部看護学科の学生が受講しました。

小児看護学 井上みゆき教授の講義の中で学部・学科を超えて人の健康について考えることを目的に、医療的ケア児(ふみちゃん5歳)とそのお父さんをお呼びして「健康」について講義をしていただきました。

ふみちゃんは、90分の講義の初めお父さんの傍にいましたが、いつのまにか歩きだし学生の中に入って、学生とハイタッチを始めました。

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人工呼吸器をつけていて、元気に過ごすふみちゃんと触れて、観て、学生は様々なことを学んだようです。  


【学生の学び一部抜粋】

・もし自分が医療的ケア児を授かっても、決してネガティブな気持ちにならず、本人のためにできることを最優先に考えて行動することが大切であると感じた。また、自分だけで出来ないことは1人で抱え込まず、周りに頼ることも一つの手だと思った。

・当たり前に生活出来ている事が幸せな事だと感じた。 人は支え合いながら生きているとわかった。ふみのちゃんから学ぶ事はたくさんあった。保育園でのリレーの話で子供たちは凄いいい子だと思った(子どもたちはふみちゃんがリレーに参加できることを考えた)。

・医療的ケア児と聞くと、出来ないことが多い子供というイメージを持っていた。サカタさんの仰っていたように、出来ないことを出来ないで終わらせるのではなくて、別の方法を探すことが大切なのだと分かった。

・最初に見た時は少し可哀想だなって思ってしまっていたけど、講義を聞いていく中で彼女のことを理解することで、可哀想だなと思うのではなく「頑張っているね」と声をかけて欲しい。と聞いて、その通りだなと思いました。当たり前の生活の概念を見直しました。

・その病気のことを深く理解していない人は同情の目を向けかわいそうと思っています。その子やその両親はそんなこと同情ではなく、その病気や症状を理解してほしいのだと思いました。

・本人とその家族が当たり前を享受するために、支援者となれる我々はどのようにアクションを起こせば良いのかなど、ゴールを見通しやすくするために、社会福祉士として、周囲の環境に介入し、調整することの大切さを改めて学習することができました。

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