周南市立周陽中学校では、令和7年度の学校保健委員会の重点テーマを「運動」と定め、生徒の運動能力向上と健康的な生活習慣の定着を目指した取り組みを進めています。この活動は、生徒自身が主体となって企画・運営を行うもので、学校全体で健康づくりに取り組む姿勢が強く打ち出されています。
この取り組みに対し、周南公立大学スポーツ健康科学科の瀬尾先生、東恩納先生が中心となり、専門的な支援を行っています。具体的には、保健体育授業の導入プログラムの提案・指導、学校保健委員会での講話、体力・運動能力・運動習慣等調査の分析など、科学的根拠に基づいた支援を展開しています。 2025年8月28日には、周陽中学校の学校保健委員会に所属する生徒2名が本学を訪問し、教員との打合せを実施しました。生徒たちは、自らの活動に対する意欲や課題意識を共有し、大学教員からの助言を受けながら、今後の活動計画を練り上げました。 今後は、本学の学生もこのプロジェクトに参画する予定であり、若者同士の協働によって新たな視点やアイデアが加わることで、活動のさらなる充実が期待されます。大学と中学校が連携し、地域の健康づくりを担う人材育成の場として発展していく本事業は、教育と地域貢献の両面において意義深い取り組みです。