周南公立大学入学式 学長式辞

学長
学長 髙田 隆

入 学 式 式 辞


本日、晴れて周南公立大学への入学を果たされた新入生の皆さん、そしてご家族や関係者の皆様、ご入学、誠におめでとうございます。本学の教職員を代表し、お祝いと歓迎の言葉を申し上げます。

本日の入学式は周南公立大学として開催する初めての記念すべき入学式です。周南公立大学一期生の皆さんを、開学式にご出席をいただいた来賓の皆様とともに迎えることができますことは、誠に感慨深く、この場にいる幸運を皆様と分かち合いたいと思います。

本日の入学式の開催に際しまして、本来なら新入生の皆さんを物心共に支えてこられたご家族をはじめとする関係者の皆様にも本式場にお入りいただくよう準備を進めておりましたが、未だ新型コロナウイルス感染症が収束しない状況を考慮し、ご家族や関係者の皆様には、別室あるいは動画配信で入学式の模様を視聴していただくことになりました。新型コロナウイルス感染症感染の拡大防止を優先してこのような対応をさせていただきますことは、何卒ご理解をくださいますようお願い申し上げます。

さて、開学式式辞の中でも触れさせていただきましたように、周南公立大学の前身である徳山大学は1971年に、当時の徳山市長であった「高村坂彦(こうむら さかひこ)」氏の要請にもとづく市議会の大学誘致決議によって、「まちづくりの中核となるべく大学」として設立されました。この設立の思いをより明確にするために、創立50周年を機に、大学の使命(ミッション)を「地域の成長エンジン」となることと再定義するとともに、「地域に輝く大学」となることをありたい姿(ビジョン)として宣言しました。さらに、「学生のためになるかどうか」と「地域の発展につながるかどうか」を大学構成員の価値観、すなわちバリューとして共有することを確認し、このミッション、ビジョン、バリューを周南公立大学に引き継いでいます。

入学生の皆さんにとっては一度きりの学生生活であり、学生の皆さんとの触れ合いと皆さんが何を学び、何を身につけたかを実感しながら揚々と社会に巣立つ姿を見ることこそが、大学教職員の醍醐味であることを胸に刻んで、学生の皆さんの成長を全力で支援します。

周南市は美しい島なみのある瀬戸内海に面し、国際拠点港湾である徳山・下松港に隣接して全国屈指のコンビナートが威容を誇り、港から5分もかからないところには「のぞみ」の発着する徳山駅、再開発の進む駅前から山の手に向かって広がる美しい街並み、そしてナベヅルが渡来する日本の原風景をとどめた自然豊かな里山など、都市を構成するすべて要素を備えた都市です。そして、そこには、世界を代表するコンビナート企業はもとより、それぞれの分野で注目される特色ある中小企業が数多くあります。さらに、そこでは高い志を持つ企業人の皆様が日々活動されています。
新入生の皆さんは縁あって周南公立大学の一員となりました。地域を知り、企業を知り、そして人を知ることで、周南市はもとより下松市や光市を含めた周南都市圏、山口県東部、さらには山口県に関心を持ち、地域の一員として地域の活性化に関わっていただきたいと思います。

本学ではそれぞれの専門分野の教育に加えて、人間形成につながるリベラルアーツ教育、社会で活きる対応力を育むリテラシー教育、そして、地域を学び地域から学ぶCommunity Based Learningに力を入れています。地域は「学びの道場」です。そして、地域は世界につながっていますし、世界は地域からなっています。SDGs達成もWell-beingの追求も地域から始まります。地域で学ぶことは、将来、皆さんがそれぞれの場所で社会のリーダーとして活躍する時に、きっと役立つ学びになると確信しています。
新入生の皆さん、2階席をご覧ください。皆さんの学びに関わる本学の教員の皆さんです。大学生活における成果は、皆さん自らが先生方に、如何に積極的に働きかけ、学びを吸収することができるかどうかにかかっています。

また、本日ご臨席いただいているご来賓の皆様は、本学を支えてくださっている各界を代表される方々です。学生の皆さんを強力にサポートしてくださる強い味方です。 困難に遭遇した時に、人に助けを求めることは知恵と勇気のある人の成功の秘訣です。教職員やサポーターの皆様に躊躇することなくアプローチすれば、無限の可能性が広がるということを、心に留めていただければと思います。

結びに、郷土の偉人、吉田松陰先生の言葉を紹介させていただきます。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」 

新入生の皆さん、周南公立大学での生活が始まるこの時期にそれぞれの夢を描いてください。全ての成功の始まりは「夢」をもつことから始まります。そして夢をもったなら、理想とするゴールに向かって計画を立てて実行し、成功を手にしてください。

これから始める大学生活が、皆さんの抱く夢を実現するための貴重で充実したものになることを祈念して、入学式の式辞を結びます。


令和4年4月2日
周南公立大学 学長 高田 隆

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