2025年5月10日~11日に富士スピードウェイで開催された「インタープロトシリーズ」および「KYOJO CUP」において、情報科学部2年生3名が参加しました。本取り組みは、トヨタカローラ山口株式会社との共同研究「地域DX人材育成に関する共同研究」の一環として実施されたもので、学生たちは同社主催のレースデータ分析体験プログラムを通じ、データサイエンスの実践力を磨く貴重な機会を得ました。 実際のレースデータに触れるリアルな学び 当日は、レースチーム「INGING」の協力のもと、関係者専用のパドックエリアやピットにも立たせていただき、レース現場の臨場感を間近で体感。データ収集には英国製の「高性能観測装置VBOX」が使用されており、学生たちは実際の走行データの構造や取得方法、分析ソフトの操作手順などについて学びました。 さらに、日常からレースの分析に関わるデータサイエンティストの方からは「マシンの挙動をデータから読み解く力」の重要性や、「専門外の分野にも積極的に関心を持つ姿勢」の大切さについて実践的なアドバイスがありました。学生たちは疑問点を自ら考察し、積極的に質問をするなど、主体的な姿勢で学びに取り組む様子が見られました。 プロの世界を肌で感じる体験 レース観戦やピット作業の見学に加え、プロドライバーによる同乗走行体験も行われ、学生たちはモータースポーツの臨場感や精緻な技術の奥深さを直に感じることができました。 本プログラムを通じて、学生たちはデータサイエンスの実社会での応用と可能性を実感し、将来の進路に対する視野を広げるとともに、今後の学びに向けた意欲をさらに高める貴重な経験となりました。




