教育・研究シーズ
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この教育・研究シーズのカテゴリー- 人間健康科学部福祉学科
「居住の権利」に関する研究
この教育・研究シーズに関連するキーワード研究概要
近年、住宅セーフティネット法等に基づく「居住支援」の取り組みが全国各地で展開されている。住宅・居住は、個人・世帯の生活基盤として重要な意義を持ち、それが適切に確保されているか否かは、個人・世帯の生活の質に大きな影響をもたらす。その一方で、現在、住宅の確保に困難をきたしている「住宅確保要配慮者」が多く存在するが、その要因は何か、要因に応じた適切な居住支援のあり方とは何か、といった課題について、諸外国の事例や理論も参照しながら、法的な権利保障の観点から検討を行う。さらに、そのような検討を通じて、地域やまちづくりといった生活空間のあり方にまで検討の輪を広げたい。
メッセージ
個人・世帯のレベルでは住宅確保要配慮者、地域や自治体のレベルでは、空き家問題、過疎化、街づくりなど、住宅・居住支援にかかわる課題は多岐にわたります。それは、「住宅」や「居住」が、誰にとっても欠かすことのできない重要な生活要素だからです。一人ひとりの居住や生活の問題を法的な「権利」の視点から見つめつつ、地域社会のあり方について考える。それを地域のみなさんとの連携に反映させ、活かしていく。そうした研究に取り組んでいます。