留学生インタビュー

日本とベトナムの懸け橋になるビジネスを立ち上げたい

名前:ホアン ゴック フエン出身:ベトナム所属学部学科:経済経営学部経済経営学科 2年来日:2021年(取材日:2025年6月)

留学生写真
日本への留学のきっかけを教えてください。

小さい頃に日本のアニメを見たことがきっかけで日本のことが大好きになり、「将来は日本に留学したい」と思うようになりました。家族もその夢を応援してくれ、ベトナム国内で日本語を学びながら大学進学の準備ができる日本語学校を探してくれるなど、励ましをもらいました。

数ある大学の中から周南公立大学を選んだのはなぜですか。

ちょうど大学選びをするタイミングで、親戚が周南公立大学に在籍をしていたため、本学を紹介してもらいました。この詳しく調べていく中で、この大学は地域とのつながりがとても強い大学であることを知りました。私の夢は地元の農産物を日本に輸出することなので、地域に貢献できる機会が多い周南公立大学は、魅力的な環境だと感じました。

現在、大学で学んでいることや、活動していることを教えてください。

地域経済や国際ビジネスに関心があり、それに関する授業を受けています。ゼミではごみの分別に関する課題に取り組んでおり、一人暮らしを始めた学生がどうすれば適切にごみの分別を行えるかについて、地域の方と連携しながら解決策を考える活動をしています。また大学の国際交流アンバサダーとして活動もしており、地域の方と留学生とが交流の活性化にも取り組んでいます。

周南市での生活はいかがですか。

周南市は自然も多く、勉強に集中できる環境だと思います。地元の人たちもとても親切で、地域とのつながりの大切さを実感しています。私自身は日本語のレベルがまだ十分ではなく、大学での授業の内容を理解するのが大変だと感じることがありますが、周りの方とのコミュニケーションを通じて、レベルアップしていきたいです。

卒業後の目標を教えてください。

卒業後は周南地域に残り、貿易関係の会社で3〜5年間働き、実務経験を積みたいと考えています。その後、得た知識を生かして、友人たちと一緒に「Happy Fruit(ハッピーフルーツ)」という農産物輸出の会社を立ち上げたいと思っています。ベトナムの農家から日本のスーパーマーケットへ、安心・安全な農産物を直接届けることを目指しています。

本学への留学を考えている後輩たちにアドバイスやメッセージをお願いします。

周南公立大学への留学を考えている後輩たちへ、私からのメッセージは「自分を大切にすること」です。しっかり食べて、よく寝て、自分の選んだ道に責任を持つことが大事だと思います。留学生活は大変なこともありますが、自分を信じて前に進めば、きっと素晴らしい経験になりますよ!

大切なのは自分を成長させるための環境に身を置くこと

名前:ダン ロケツ出身:中国所属学部学科:経済経営学部経済経営学科 2年来日:2022年(取材日:2025年6月)

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日本への留学のきっかけを教えてください。

高校を卒業して中国でしばらく働いていましたが、だんだんと「知識もスキルも足りないな」と感じるようになり、もっと成長できるチャンスがほしいと思うようになりました。インターネットで日本への留学について調べるなかで自分もチャレンジできることがわかり、「行こう!」とすぐに決めました。周南公立大学は、私立から公立に変わったばかりの大学で、これからどんどん良くなっていくんじゃないかという期待から、この大学を選びました。

現在、大学で学んでいることや、活動していることを教えてください。

今は経済学と経営学を勉強しています。授業では専門的な知識を学ぶだけではなく、プレゼンテーションやグループワークもあり、将来のビジネスで役立つ実践的な力も少しずつ身につけることができていると感じています。また、授業以外では色々な国際交流の活動にも参加していて、さまざまな国の方と話したり一緒に活動したりする中で、自分の視野も広げることができています。

周南市での生活はいかがですか。

周南市は大きな都市ではなく、交通の便や、遊ぶ場所も都会と比べると十分とは言えません。ただ、ここに住んでる人たちはとても親切かつフレンドリーで、生活もゆったりしているので、快適に暮らせています。

卒業後の目標を教えてください。

卒業後は日本で働きたいと考えています。今は国際貿易や中小企業の経営コンサルタントを目標にしていますが、具体的に自分にどんな仕事が向いているのかはまだ分かっていないので、まずは知識をしっかり身につけて、自分に合った道を見つけたいと思っています。

本学への留学を考えている後輩たちにアドバイスやメッセージをお願いします。

学校を選ぶときに一番大事なのは、大学の4年間を楽に過ごすことではなく、自分を成長させるためのチャンスやリソースがどれだけあるかだと思います。小さな都市での生活は不便なところもありますが、不必要な競争を避けられて、自分の能力を伸ばす機会を多く得られます。向上心を持ち学ぶことで、私たちの将来の長い人生に役立つでしょう。