2025年7月29日~31日に、韓国・順天郷大学(Soonchunhyang University)看護学部教授のJeung-Im Kim(キム・ジョンイム)博士が来学されました。本学の看護学科・大平光子教授が進める「メタバース空間を活用した実践的なセクシュアルヘルスリテラシーに関する研究」(科研費基盤研究(C)24K13961)の研究会議への参加に加え、この貴重な機会を教員間のつながりから国際交流事業に発展させるため、本学の看護学科学生への特別講義と看護学科教員とのランチョン ミーティングを開催しました。
○特別講義:セクシュアルリプロダクティブ看護方法(対象:看護学科2年生)
特別講義では、Kim教授が開発された「Preterm Birth Risk Assessment Scale – Korean Version(PBRAS-K)」や、地域に暮らす妊婦のためのストレスおよび早産リスク管理アプリについてご紹介いただきました。これらは妊娠期のメンタルヘルス支援と早産リスクの早期発見・介入を目的とした革新的なツールであり、学生たちは先週までのハイリスク妊産婦に関する授業内容とのつながりを実感しながら、研究の重要性と看護師の役割について深く学ぶ機会となりました。 学生からはKim教授に、「看護師がケアを変革する力を持つことを実感した」「研究が現場の支援に直結することを学べた」といった感想を述べました。○看護学科教員とのLuncheon Meeting
特別講義後には、看護学科教員有志とのWelcome Luncheonを開催。 各教員の研究プロジェクトに対して、Kim教授から丁寧なフィードバックをいただき、今後の両学科間の交流や共同研究の可能性について活発な意見交換が行われました。 看護学科では、今後も国際的な視点を取り入れた教育・研究活動を推進し、地域と世界をつなぐ看護人材の育成に努めていきます。<Jeung-Im Kim(キム・ジョンイム)博士>
Kim教授は、東京大学で博士号を取得され、韓国女性健康看護学会会長や複数の国際学術誌編集長を歴任されるなど、韓国看護界と日本の看護界をつなぐ架け橋としてもご活躍されています。



