- 地域活性化
- 2024年度
徳山駅前図書館で開催される「しゅうなんシネマ」の企画運営を通じて映画館の無いまち周南市の映画文化を盛り上げる
- 担当教員
- 経済経営学部 経済経営学科 長澤 雅彦

定期上映の映画館が無くなって久しい周南市に映画の灯をともし続けたい、そして映画鑑賞を通じて新たなコミュニケーションの場を提供したいという徳山駅前図書館スタッフの思いから生まれた《しゅうなんシネマ》の会。このイベントの企画運営に地域ゼミとして参画し、周南のまちでの映画上映を契機とした、老若男女問わず楽しめるコミュニティの創出に取り組みました。
活動は通年の集中講義形式で進めました。教室での授業では、駅前図書館の担当スタッフと協力しながら上映予定作品から派生する関連本・関連映画などを選出し、イベントをより豊かなものにするための企画づくりに取り組みました。またイベントを広く市民に知ってもらうための宣伝方法についても学生たちが主体的に考え、実践しました。受講中に2〜3回開催されたイベントはいずれも土曜日か日曜日に実施され、学生たちは学外活動として積極的に参加しながら企画運営スタッフとして会を盛り上げました。
授業時間割はイベント以外の回を受講者との相談で柔軟に決めるという形をとり、学生一人ひとりの状況に配慮しながら全員がしっかりと活動に関与できる環境を整えました。映画を入口に地域住民が集い、語り合い、つながっていくコミュニティを学生の力で育てていくという経験を通じて、文化と地域をつなぐことの意義と可能性を深く学ぶことができた充実した一年間となりました。
担当教員のコメント
映画館のないまちに映画文化を根付かせたいという駅前図書館スタッフの熱意に、学生たちが真剣に応えてくれたことを嬉しく思っています。単にイベントを手伝うのではなく、作品選びから宣伝方法まで自分たちで考え、形にしていく過程で、学生たちは地域文化を育てることの面白さと難しさを実感してくれたと思います。映画をきっかけに老若男女が集い、語り合う場が生まれていく様子は、まちの豊かさそのものだと感じています。このゼミで体験した「文化でまちをつなぐ」という感覚を、卒業後もそれぞれの場所で活かし続けてほしいと思っています。