教育・研究シーズ

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  • 経済経営学部経済経営学科
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クラウンヒーターの事業戦略の考察

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共同研究者呉 贇 (経済学部 准教授、現所属 名古屋外国語大学現代国際学部 グローバルビジネス学科 教授)楊 樂華 (経済学部 講師、現所属 長野県立大学グローバルマネジメント学部 講師)

光メタルセンター株式会社様(日本製鉄グループ)との共同研究

研究概要

発売 11年を迎え、更なる飛躍が期待される「いちご栽培用局所加温システム クラウンヒーター」のポジショニング・販売促進についての共同研究をしています。クラウンヒーター®は、暖房コストを40~60%削減1) したデータなど従来法と比べ加温効率が高く、耐用年数後は 100%再利用可能な金属箔コイルを使用しており、国連でSDGsが採択される前からエコフレンドリーを実践している製品です。産学共同のディスカッションでは、歴史的(変化的)視点からクラウンヒーター事業の位置付けと今後について、カスタマージャーニー(顧客が体験する一連の流れ全て)を考え、どのような農家に、どのように活用していただき、感動をお届けするのが最適なのかなど、様々な視点で、時に白熱しながら、時に談笑しながら、楽しく真剣にディスカッションをしています。また、本件は授業2)の題材として教育にもご協力いただきました。学生からは、クラウンヒーターの良さを将来にわたって1軒でも多く全国のいちご農家の皆様にお届けできるための価値提案がなされました。1) 山口県農林総合技術センター調べ2)マーケティングの授業では、実社会で通用する知識、それを使いこなすスキルを習得し、マーケティングの観点からの社会課題解決、顧客さえも気づいていなかった顧客の求める真の価値提供ができる人材育成を目的に、4方(社会、企業、学生、大学)にとって価値ある体験の実現にチャレンジをしています。2023年前期は約150名の学生(25 グループ)が、光メタルセンター株式会社様含む複数の企業らのご協力を得て、今リアルに直面している5つ課題に取り組みました。

図1. 学生による価値提案
図1. 学生による価値提案
図2. クラウンヒーターによるスポット加温の様子
図2. クラウンヒーターによるスポット加温の様子

周南公立大学は、地域の持続的発展と価値創造の「成長エンジン」となることをミッションとして掲げています。地域の課題発見から解決策の提案までを行う「地域ゼミ」や「課題解決型専門ゼミ」など産学一体となった課題解決型教育プログラムに注力しており、皆様に寄り添い、一緒に課題解決・価値創造を目指します。まずは、お気軽に「地域共創センター」へお声がけください。