経済経営学部 地域イノベーションセンター

地域の可能性を広げる
イノベーションの拠点
センター長挨拶
1970年代、日本は「価格」と「品質」を両立することで世界から注目されるイノベーションを実現しました。周南公立大学が位置する周南圏域も、海岸沿いに広がるコンビナートで石油化学工業を中心に発展を遂げてきました。
さらに、2000年以降は社会が複雑化し、消費者のニーズも多様化する中で、イノベーションを起こすためには、これまでにない独自性が求められるようになりました。つまり、日本が得意とする新技術の開発、効率的なオペレーションによるアイデアの実行に加え、新たな視点から問いを設定し新たな価値を創出することが求められています。周南公立大学地域イノベーションセンターはアイデアの創造から取り組みます。具体的には、以下の3つのステップに沿って、アイデアを創造から実装、ビジネス化していけるような地域連携、イノベーション人材の育成を実行するイノベーションのエコシステムの構築を目指します。
1
新たな視点から価値を創出する「アイデアの種」を生み出す
2
創出されたアイデアの「プロトタイピング」を繰り返す
3
アイデアの「実装、ビジネス化」に向けたサポート
STEP1では、大学生だけでなく、地域の学校、民間企業や自治体と共にデザイン思考やシステム思考を活用したワークショップ、フィールドワークを通じて、多様なアイデアが創出される機会をつくっていきます。
STEP2では、STEP1と連動しながら周南リビングラボなど、中長期的に活動するコミュニティの構築を進めます。 STEP3では、まちなか共創センター内に設置したプロトタイピングラボを活用し、だれでもアイデアを簡易的に形にでき、実装に一歩近づけるサポートをします。上記の通り、地域イノベーションセンターでは、周南圏域のイノベーションを実現する持続的な仕組み、エコシステムの構築を目指してまいります。
周南地域に新たな価値をもたらすアイデアやビジネスを創出し実現していくためには、アカデミアだけでなく、企業や自治体、学校との連携が不可欠です。引き続きさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げます。
経済経営学部
地域イノベーションセンター長赤木 真由
センター活動紹介
地域イノベーションセンターは主に3つの機能(「地域連携」「ビジネス化支援」「イノベーション人材の育成」)を有し、以下のことを実現することを目指す。

地域連携
周南地域の新たな可能性を広げる産学官連携を強化する

ビジネス化支援
周南地域における新規ビジネスを起ち上げる機会を創出し後押しする

イノベーション人材の育成
学生に限らず地域イノベーションを担う社会人も育成し地域人材の層を厚くする
機能 | 取り組み | |
---|---|---|
地域連携 | 地域の企業や専門家と連携し、課題解決に取り組むコミュニティの形成を企画し、運営する。 | 例:周南リビングラボ定期的にイベントやセミナーを開き、地域のイノベーション人材の裾野を広げる。 |
ビジネス化支援 | ものづくりやデジタル技術等の専門家と連携してアイデアを具体化させ、ビジネス化を目指す機会を提供する。 | 例:プロトタイピングラボ、徳山高専との連携|
イノベーション人材の育成 | 自治体、地域企業及び大学における次世代リーダーなど、産学官連携を強化する人材を育成する。ワークショップや研修、フィールドワークを企画し、主催し又は開催を支援する。 | 例:西京銀行アントレプレナー養成共同研究講座、周南市庁内大学2050年を乗り越えられるリーダー育成研修
組織図
地域イノベーションセンターは、センター長、副センター長、研究員で組織し運営します。共同研究講座など様々な事業を通して、大学内外の関係者との連携を図っていきます。

プロトタイピングラボの紹介
ラボの紹介
プロトタイピングラボは、「アイデアを形にする」を軸に、プロトタイピングと実装をつなぐ設備やものづくりやデジタル技術などの専門家との連携、ビジネス化を目指す機会を提供することを目的に設置された拠点です。
(プロトタイピングとは、製品やサービスの初期段階において、アイデアを具体的な形にするプロセスのことを指します) プロトタイピングラボでは、3Dプリンター、レーザーカッターなどのデジタル工作機械を所有し、周南公立大学の授業での活用から、広く市民の皆さまへの利用を広げていく予定です。プロトタイピングラボ ご利用案内
ご利用方法
初回ご利用時には事前に1.オンラインでの規約・誓約書の確認、機器使用方法動画・マニュアルの視聴・確認とFormへの入力、2.会員登録が必要です。これらは周南公立大学地域イノベーションセンターのホ ームページ内からアクセスできます。
また、初回ご利用当日にLINE会員登録をしていただきます。 ご利用当日は、徳山駅前賑わい交流施設3階のまちなか共創センター受付にお越しください。
使用いただける機器
- 3Dプリンター
- レーザーカッター
- カッティングプロッター
予約画面から、「相談希望」も承ります。
利用料
機器の使用は無料です。商用目的での機器の使用は禁止いたします。
ご利用いただける日時(2025年度)
火曜日・木曜日・日曜日 10時〜17時
注1:最終入室時間は閉室1時間前までとします。
注2:イベントや長期休暇などにより一般利用ができない場合があります。詳しい日程はウェブサイト内のカレンダーをご覧ください。
機器利用方法
プロトタイピングラボ機器マニュアル動画
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利用規約同意及びマニュアル動画視聴確認フォーム
プロトタイピングラボ会員登録フォーム
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