- 教育
- 2024年度
小学校体育の運営および指導
- 担当教員
- 人間健康科学部 スポーツ健康科学科 水﨑 佑毅

近年、子どもの体力低下が社会的な課題として広く認識されるなか、地域の小学校と連携し、体育授業の運営と指導を行うことを通じてその課題解決に貢献することを目的としたゼミです。後期を中心に、10月中旬から11月上旬にかけて実際の授業現場に入り込んでの実践的な活動に取り組みました。
本ゼミの参加にあたっては事前に面談による選考を実施し、教育職への関心と子どもへの指導に意欲を持つ学生10名が臨みました。明確な目的意識を持ったメンバーが集まったことで、現場への真剣な関与と密度の高い学びが実現しました。
活動を通じて学生たちが特に意識したのは、子どもの運動発達に関する専門的な知識を実践の場で活かすことです。子どもたちの発達段階や運動特性を理解したうえで、一人ひとりに寄り添いながら効果的な運動指導を実践することを目標に、授業のたびに試行錯誤を重ねました。同じ指導方法でも子どもによって反応が異なり、その場の状況を観察しながら柔軟に対応する力が自然と育まれていきました。
教育職を目指す学生にとっては、大学での学びを実践の場で試す絶好の機会となり、指導者としての資質と自信を着実に高めることができました。子どもたちの笑顔や意欲の変化を間近で感じながら、将来の教育現場に向けた確かな一歩を踏み出すことができたゼミとなりました。
担当教員のコメント
子どもの体力低下という課題は、数字やデータで見るだけでは本質が見えません。実際に子どもたちと向き合い、一緒に体を動かし、その反応を肌で感じてはじめて、この課題の深さと重要性が伝わってくるものだと思っています。学生たちが現場で試行錯誤しながら、子どもたちの笑顔や意欲の変化を引き出していく姿は、毎回頼もしく映りました。運動指導の技術はもちろん大切ですが、それ以上に子どもたちに寄り添う姿勢と観察力こそが指導者の核心だということを、このゼミを通じて感じ取ってくれていたら嬉しいです。将来教育現場に立つ日に向けて、この経験をぜひ糧にしてください。