この地域ゼミのカテゴリー
- 地域活性化
- 2024年度
「聞き書き」でまちを知る、これからの地域像を考える
- 担当教員
- 経済経営学部 経済経営学科 稲垣 円
本ゼミでは、「聞き書き」という手法を用いて大河内地区(周南市)に暮らす方々に話を伺い、その言葉を丁寧に記録・編集して冊子にまとめ、地域へ還元しました。
聞き書きとは、語り口や表現をできる限りそのまま残し、地域の暮らしや文化、人々の価値観を浮かびあがらせる記録方法です。ゼミには、まちづくりやフィールド調査等の実践に関心がある学生が参加しました。
学生たちはまず講義形式で手法を学んだ後、地域を訪問し、対象者との交流や聞き書きを実施しました。記録を整理し、言葉を選びながら冊子にまとめる作業は時間と労力を要しましたが、最後まで丁寧に取り組みました。完成した冊子は地域の方々へお渡しし、大変喜んでいただくことができました。まちづくりやフィールド調査に必要な基本的な姿勢とスキルを実践のなかで身につけるとともに、地域に生きる人々の言葉の重みと豊かさを全身で受け取った、かけがえのない経験となりました。
担当教員のコメント
地域の方々の言葉に耳を傾け、それを丁寧に記録して形にするという作業は、情報を素早く処理することに慣れた学生たちにとって、最初は戸惑いを感じる部分もあったかもしれません。しかし活動を重ねるなかで、じっくり聴くこと・丁寧に言葉を選ぶことの大切さを体得していく姿が見られました。学生たちが「聞き書き」に真剣に向き合ってくれたことを、嬉しく思っています。完成した冊子を地域の皆さんにお渡しした際の笑顔は、学生たちにとっても忘れられない場面になったのではないでしょうか。