- 地域活性化
- 2024年度
立体地図を作り、地域の交通安全を分析、考察しよう!
- 担当教員
- 経済経営学部 経済経営学科 佐藤 裕哉

GIS(地理情報システム)を活用した立体地図の作成とフィールドワークを通じて、周南地域における交通安全上の課題についての分析に取り組みました。通学中に死角からの自動車や自転車の飛び出しなどで「ヒヤリ」や「ハッと」した経験は誰にでもあるものです。そうした「ヒヤリハット」の状況を可視化し、その原因や解決方法を考察することを目的として活動を進めました。
まず学生たちはGISを用いて大学周辺の建物の立体地図を作成しました。立体地図にすることで死角となりやすい場所を視覚的に把握し、どこに危険が潜んでいるかを地図上で分析する作業に取り組みました。その際、周南市交通教育センターへの聞き取り調査を行い、分析の参考にしました。その後、アンケート調査を実施し、立体地図上での分析結果と照らし合わせることで「ヒヤリ」「ハッと」が多発する要因を推察しました。そして、現場を見て仮説を検証するとともに、解決方法について考えました。
授業時間外にも複数回にわたってフィールドワークを重ねながら、データ分析と現地調査を往復するなかで、地域の交通安全という課題に対して多角的な視点から迫ることができました。GISという専門的なデジタルツールを地域課題の解決に活用する実践的な経験を通じて、学生たちはデータを読み解く力と、地域の安全・安心なまちづくりについて主体的に考える力を身につけました。



担当教員のコメント
GISによる立体地図の作成と現地調査を組み合わせることで、学生たちが地域の交通安全という課題を「自分ごと」として捉えていく様子を見ることができました。実際に地域を歩き、自分たちの目で危険な場所を確かめることで、データだけでは見えてこない課題や気づきが数多く生まれていたと感じています。デジタル技術とフィールドワークを融合させながら地域課題に向き合ったこの経験は、将来どんな分野に進んでも活きてくるはずです。