この地域ゼミのカテゴリー
  • 地域活性化
  • 2024年度

JR徳山駅周辺の環境整備に関する現状と課題の調査・レポート

担当教員
人間健康科学部 福祉学科 伊藤 敏安

JR徳山駅周辺の環境整備に関する現状と課題を明らかにすることを目的に、商店街関係者や歩行者・JR利用者への実態調査に取り組んだゼミです。地域課題へのアプローチの仕方、実態調査と集計・分析の基本、レポートのまとめ方を実践的に学びながら、地域貢献につながる成果を目指しました。

このゼミは、当初はJR徳山駅周辺の環境整備について、事業者への聞き取りや歩行者へのアンケートを通じて現状と課題を明らかにすることを意図していました。ところが、ゼミの最初の集まりで「徳山駅前商店街の活性化については、ほかのゼミでも取り組んでいる。何か特徴のあることはできないか」という問題提起がありました。ゼミが立ち上がったころ、広井良典編『商店街の復権』が刊行されました。同書の趣旨は、商店街を「歩いて楽しめるコミュニテイ空間」として再生することでした。学生たちが議論した結果、同書の読み合わせをしたうえで、徳山駅前商店街を事例に「コミュニテイ空間としての再生」について検証してみようということになりました。その一環として、①商店街の見学、第三セクターのまちづくり会社への聞き取り、②「経済センサス」に基づくデータ分析、③「第2次周南市まちづくり総合計画」「第2次周南市中心市街地活性化基本計画」との摺り合わせなどを行いました。これらの結果、徳山駅前商店街を「コミュニテイ拠点」として活性化するためには、①個店と商店街の自助努力はもちろんのこと、地域としての魅力づくりが求められること、②コンパクトシティを推進すること、③「商店街×観光」のように追い風をうまく取り込むこと、④世代を超えて人々が交流する「場」をつくること、⑤SNSによる情報発信などを通じて若者に関心をもってもらうこと──といった提案が生まれました。

担当教員のコメント

学生たちは、みんなで議論し、試行錯誤を重ねながら、当初計画を変更して、自分たちの作業計画をつくりました。まだ荒削りであることは否めませんが、説明資料のマップやSWOT分析(「強み・弱み(内部環境)」と「機会・脅威(外部環境)」を整理し、現状把握や課題解決、戦略立案に役立てる手法)などに工夫と努力の成果をうかがうことができると思います。