教育・研究シーズ

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この教育・研究シーズのカテゴリー
  • 情報科学部情報科学科
  • 情報科学

企業や公共機関におけるDX 戦略や DX アーキテクチャ(全体構造)のデザインと評価

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研究概要

DXで重要となるのは、顧客価値をデジタルの力で高めることです。では、顧客価値とは何でしょう。それは、顧客との共感です。顧客が心から共感してくれれば製品やサービスは多くの人に使われ、多くの人を幸せにします。要求工学では、以下の方法で企業に導入するDX戦略や全体構造をデザインします。①最初にビジネスの全体の構造を可視化する。②ビジネス構造を可視化した結果から主要なステークホルダ(関係者)を洗い出し、ステークホルダの持つコンテキスト(課題、悩み、痛み、ニーズ)からステークホルダへ提供できる価値を分析する。③価値分析をした結果をもとに、顧客価値を提供できるビジネスのゴール、戦略をデザインする。④ゴール、戦略デザインをもとに、それを実現するためのビジネスプロセスとデジタル(データ)活用のアーキテクチャをデザインする。

DXを実現するためには、ビジネスの課題を特定し、課題解決のためにテクノロジーをどのように活用するのかをデザインすることが重要です。実際にDXを企業や大学(実務家教員)で経験・研究してきたことを活かし、DXで企業競争力強化や地方課題の解決に寄与します。