教育・研究シーズ

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質問やタスクの違いによる英語授業談話分析

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研究概要

英語教師は、学習者の言語産出を増やしたり思考を深めたりするために、しばしば質問をします。教師が教室内で学習者に対して使用するさまざまな質問は、Bloom’s Taxonomy(1956)として知られる『教育目標の分類』に照らし合わせて分析すると、その多くは知識の有無を問うだけのものが多く、得ている知識を他の場面に置き換えて思考させたり、集めた情報を分析・統合させたりするような高い思考力を要求されるレベルの質問はあまり使われていないことが分かりました。また、教師が用いる質問の知的プロセスレベルは、それによって導かれる学習者の発話量と教室内での談話の質にも影響することも分かりました。英語教師の役割は、語い・文法などの言語知識を学習者に与えるだけでなく、なるべく多くアウトプット(話す・書く)をする機会を与えたり、教室内において教室の外で行われている自然なコミュニケーションに近い言語体験をさせるたりすることも含みます。そのために、教師がどのように質問やタスク(授業活動)を準備したらよいのか、またどのように自分の授業を客観的に振り返ったらよいのか、その手法を探究しています。

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