教育・研究シーズ
掲載日:
この教育・研究シーズのカテゴリー- 人間健康科学部看護学科
- 看護
超・極低出生体重児の発達と養育環境との関連
この教育・研究シーズに関連するキーワード研究概要
今までの研究で、超・極低出生体重児は、新生児期の身体的状態だけでなく、退院後の養育環境で子どもの発達が良くなることが明らかになっています。そのためには、子どもがNICU(新生児集中治療室)入院中から親子の関りを促進する必要があります。
メッセージ
世界的にNICUでは、親は面会者ではなく、子どもの医療チームの一員として親に参加していただき、医療者と一緒にケア計画を立てることが主流になっています。例えばフィンランド「Close Collaboration with Parents」やカナダ「Family integrated care」など、があります。
その結果、子どもの発達に良いことや退院後の予期しない入院が減少することなどが明らかになっています。日本でもこのようなケアを取り入れてみませんか? 実際に2025年1月にフィンランドTurku大学でClose Collaboration with Parentsを経験してきました。また2022年のICNカンファレンスでカナダのNICU看護師さんからFamily integrated careについて、お話を聞いてきました。日本の文化にあった親と医療者のコラボレーションが出来たらと考えています。興味がある方、連絡ください!