教育・研究シーズ

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この教育・研究シーズのカテゴリー
  • 経済経営学部経済経営学科
  • 経済・経営

地域のエネルギー政策を考える一周南市圏域の競争力向上のために一

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研究概要

電力自由化、発送電分離が電力料金にどのような影響を与えているかについて、日本、EU、米国のデータや事例から、実証分析、制度面の両面で研究を行っています。現在、世界で電力料金の高騰が起こっていますが、最近行った研究では、EU15カ国の30年間のデータを分析した結果、電力自由化には約5%の電力価格下落効果があったことが判明しました。電力は全ての産業に不可欠な投入財であり、その料金水準はそのまま企業の競争力に直結します。そのたその低化は意でのり、取ートルキー以束、ののりカルつい(丸しています。また、水素などの次世代エネルギーについても研究を行っています。周南市はコンビナートの生産活動の副産物として高純度の水素が得られ、カーボンニュートラルの目標である 2050年に向けた周南市の強み、競争優位性の確立、産業連関分析を用いた地域の雇用創出について研究しています。成果物:「電力小売全面自由化の費用便益分析」、早稲田大学商学研究科紀要第70号(2010)、「公共政策のフロンティア」、成文堂(共著)(2017)など

周南市による水素に関する啓蒙活動
周南市による水素に関する啓蒙活動
中国圏では数少ない水素ステーション
中国圏では数少ない水素ステーション

つい最近、大幅な電力料金の値上げが実施され、私を含め多くの家計や、地域の企業がその負担に不安を感じています。また、カーボンニュートラルに向けて、今後は電気自動車や燃料電池車の普及が加速するなど、電力や水素といったエネルギーと、そのエネルギー政策は今後ますます重要性を増してきます。排出量取引も含め、企業のビジネスモデルの転換も求められてきます。このような変革期において、地域企業の競争力向上や、周南市のエネルギー先進市としての強みを確立すべく、その手法や最適なエネルギー政策ついて一緒に考えていきましょう。