教員

准教授

大坂 遊

オオサカ ユウ

大坂 遊(准教授)の写真

教職課程の授業を主に担当しています。「自分は教師として、目の前の子どもに何を伝え、どのように成長を促すことができるだろうか」ということを、学生一人ひとりの経験をベースにしながら議論する授業を目指しています。さらに、教師として、また社会生活を送る市民として、地域の課題を知り、他者と連携して共に課題を解決していく力も養いたいと考えています。皆さんが大学時代にしかできない学びを得るためのサポートをしたいと思います。

プロフィール

所属総合教育部
専門分野社会科教育、教員養成・教員研修、地理教育、カリキュラム開発支援、ICT活用
担当授業ワークショップデザイン1、社会科教育法1・2、地理歴史科教育法1・2、公民科教育法1・2、教育方法論1・2、教職ボランティア実習、教師論、教育実習1・2、教職実践演習、教育実習基礎講座1・2、地域ゼミ
主な資格中学校教諭専修免許状(社会)、高等学校教諭専修免許状(地理歴史)、高等学校教諭専修免許状(公民)
所属学会全国社会科教育学会、日本教科教育学会、日本教育方法学会、社会系教科教育学会、中国四国教育学会、日本カリキュラム学会、全米社会科協議会(NCSS)、日本教師教育学会、ヨーロッパ教師教育学会(ATEE)、日本社会科教育学会、初等教育カリキュラム学会
その他役職広島大学教育ヴィジョン研究センター 教育研究推進員(2017年10月~現在)全国社会科教育学会 The Journal of Social Studies Education in Asia誌編集委員(2017年10月~現在)JICA草の根技術協力事業「カンボジアにおける持続可能な社会構築のための社会科カリキュラム・教科書開発支援」 専門家スタッフ(2017年4月~2020年3月)山口大学教職大学院・外部評価委員(2019年度~2020年度)
出身都道府県生年月日徳島県1988年
学歴(学位)2011年 広島大学教育学部(第二類社会系コース)卒業 学士(教育学)
2014年 広島大学大学院教育学研究科博士前期課程(科学文化教育学専攻)修了 修士(教育学)
2017年 広島大学大学院教育学研究科博士後期課程(文化教育開発専攻)修了 博士(教育学)
主な職歴2011年 広島市立広島工業高等学校 非常勤講師(地理歴史科担当)
2013年 広島県立安古市高等学校 臨時的任用教員(地理歴史科担当)
2014年 呉武田学園武田中学校 非常勤講師(社会科担当)
2016年 広島大学大学院教育学研究科 ティーチング・フェロー
2017年 徳山大学経済学部 講師
2020年 徳山大学経済学部 准教授
2022年 周南公立大学 経済学部 准教授
2024年 周南公立大学 総合教育部 准教授

研究

持続可能な開発目標(SDGs)4 質の高い教育をみんなに10 人や国の不平等をなくそう11 住み続けられるまちづくりを16 平和と公正をすべての人に
主な地域活動周南市立周陽中学校 学校運営協議会 委員(2018年4月~)周南市人権施策推進審議会 委員(2023年4月~)山口県立華陵高等学校 学校運営協議会 委員(2025年4月~)
主な著書・論文・『セルフスタディを実践する 教師教育者による研究と専門性開発のために』学文社,2024年(編著)・『教師のためのセルフスタディ入門 協働的な問いによる実践の改善』学文社,2024年(翻訳)・『学びの意味を追究した中学校地理の単元デザイン』明治図書出版,2021年(編著・監修) 【論文など】(1)ICTを活用した教育や研修に関する研究・「オンライン授業」『教育方法学辞典』学文社,2024年,p.298.(分担執筆)・「ICTを活用した授業デザイン」『初等社会科教育の理論と実践 学びのレリバンスを求めて』教育情報出版,2022年,pp.65-68.(分担執筆)・「徳山大学はいかにしてCOVID-19にともなうオンライン授業の全面実施を実現しえたのか(1)-実施に向けた学生・教職員に対する実態調査と課題把握に着目して-」『徳山大学総合研究所紀要』43,2021年,pp.105-120.(共著)・「徳山大学はいかにしてCOVID-19にともなうオンライン授業の全面実施を実現しえたのか(2)-課題解決の方略と実行に着目して-」『徳山大学総合研究所紀要』43,2021年,pp.111-126.(共著)・「学校・教室空間に閉ざさない,デジタル社会へ-社会へ開かれた社会科をつくる-」『学びの意味を追究した中学校地理の単元デザイン』明治図書出版,2021年,pp. 160-167.(分担執筆) (2)教員志望学生や現職教師の専門性開発に関する研究・「学生の実態から社会科教員養成を考える」『教科専門性をはぐくむ教師教育』東信堂,2022年,pp.63-76.(分担執筆)・「教員養成カリキュラムで学ぶ社会科教師志望学生に関する研究の動向と特質」『社会科教育論叢』51,2021年,pp.15-22.・「教師はどのようにCOVID-19を授業化するか-社会科と保健体育科の2人の教師を事例として-」『学校教育実践学研究』27,2021年,pp.49-56.(共著)・「教職課程後半期における教員志望学生の社会科観・授業構成力の形成過程-「洗い流し」はいつどのように起こるのか,あるいは回避されるのか-」『学習システム研究』5,2017年,pp.81-102.・「社会科授業改善支援プログラムの開発と評価-教員養成・教員研修で活用できるオンライン教材とハンドブック教材の構成-」『学校教育実践学研究』第23巻,2017年,pp.93-101.(共著)・「社会科授業力改善ハンドブック開発と評価-教員養成・教員研修の場で活用できる教材の構成-」『学校教育実践学研究』第22,2016年,pp.181-192.(共著)・「教職課程入門期における社会科教員志望学生の社会科観・授業構成力の形成過程とその特質-被教育体験と大学カリキュラムの関係に注目して-」『社会科研究』85,2016年,pp.49-60.・「社会科教師志望学生の身体化した規範・教育論の脱構築-移行・接続教育としての初年次教育の意義-」『社会認識教育学研究』30,2015年,p.191-200.(共著) (3)小・中・高等学校における授業プランや教材の開発に関する研究・「探究的な学びを支援する小学校社会科地域学習用デジタルコンテンツの開発と活用(3)-広域交流型オンライン社会科地域学習の構想-」『広島大学大学院人間社会科学研究科紀要:教育学研究』2(2),2021年,pp.302-310.(共著)・「探究的な学びを支援する社会科地域学習用デジタルコンテンツの開発と活用(2)-「のん太の学び場」の特性を活かしたオンライン教育の類型化と試行-」『学芸地理』76,2020年,pp.37-53.(共著)・「探究的な学びを支援する社会科地域教材用デジタルコンテンツの開発と活用-「のん太の学び場」と「東広島市立図書館連携講座」の場合-」『学校教育実践学研究』26,2020年,pp.59-69.(共著)・「地理学者がおこなう「真正な実践」の解明―地理教師による教材研究のための地理学論文の読み解きに示唆するもの―」『学習システム研究』2,2015年,pp.79-94.(共著)・「社会科教師はどのようなカリキュラムデザインが可能か(2)-公民学習材の開発と活用の事例研究-」『学校教育実践学研究』21,2015年,pp.83-96.(共著)・「社会科教師はどのようなカリキュラムデザインが可能か-歴史学習材の開発と活用の事例研究-」『学校教育実践学研究』20,2014年,pp.91-102.(共著)・「我が国の新聞社が提供するNIEプラン改善の方向性-諸外国の新聞社におけるNIEレッスンプランの分析を通して-」『日本NIE学会誌』9,2014年,pp.21-30.(共著) (4)教師の成長を支援する人(教師教育者)の専門性開発に関する研究・「学校基盤の教師教育者が直面する葛藤とは何か-校内研究・研修主任を経験した2名のセルフスタディを通して-」『学校教育実践学研究』29,2023年,pp.135-146.(共著)・「教育行政における教師教育者は移行期にどのような葛藤や困難に直面するのか-入職期の研修担当指導主事の語りに着目して-」『周南公立大学総合研究所紀要』1,2023年,pp.103-112.(共著)・Our Search for Shutaisei: Self-study of Three University-Based Teacher Educators, Studying Teacher Education, 19(2), 2022, pp.128-146.(共著)・「教師教育者の専門性開発としてのself-study(セルフスタディ)-その理論的背景と日本における受容と再構成-」『学校教育実践学研究』28,2022年,pp.105-120.(共著)・「教師教育者のアイデンティティの獲得プロセス-指導主事や特別支援教育コーディネーターへの移行にともなう転機や困難に注目して-」『学校教育実践学研究』28,2022年,pp.81-91.(共著)・「どのように現職教師から教師教育者へ移行するのか-連続的・漸次的に移行した教師教育者に注目して-」『学校教育実践学研究』26,2020年,pp.87-94.(共著)・「社会科教師教育者は駆け出し教師の成長をいかに支援しうるか-米国社会科における「Rationale Development」研究に注目して-」『徳山大学論叢』87,2018年,pp.97-110.(共著)・「小学校教師集団による教科指導力の向上とその条件-社会科を中心とした校内研修の仕組みと効果-」『教育学研究ジャーナル』18,2016年,pp.1-10.(共著) (5)大学教育の改善に関する研究・「介護等体験における事前指導授業とその教育効果-徳山大学における教職課程科目「教職ボランティア実習」の5年間の取組みを事例として-」『徳山大学総合研究所紀要』44,2022年,pp.1-14.(共著)・「介護等体験の事前指導において教職観の意識と変容を目指す取り組みとその効果-徳山大学授業科目「教職ボランティア実習」を事例として-」『徳山大学総合研究所紀要』42,2020年,pp.37-49.(共著)・「教育実習事前事後指導における循環型教育の導入-「教育実習基礎講座Ⅰ」におけるアクティブ・ラーニングとしての循環型教育の事例-」『私立大学の特色ある教職課程事例集Ⅳ』2019年,pp.45-48.(共著)・「地域課題解決型PBLにおいて課題の発見を支援する手法の提案-基盤となる価値を発見・共有するための「構え」づくりに注目して-」『徳山大学総合研究所紀要』41,2019年,pp.12-20.(共著) ※全ての業績は、下記の「リサーチマップ」からご覧いただけます。
共同研究・受託研究等の研究課題【研究代表者として実施】・「入職期社会科教師の「理論的根拠」の形成を支援する教師教育プログラムの開発」日本学術振興会: 科学研究費助成事業 若手研究 2023年4月 – 2026年3月・「駆け出し社会科教師の専門性開発研究:「理論的根拠」の形成支援に注目して」日本学術振興会: 科学研究費助成事業 若手研究 2019年4月 – 2023年3月・「大学教育の「洗い流し」を阻止する中等社会系教員養成カリキュラムの開発研究」日本学術振興会: 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 2017年8月 – 2019年3月・「総合(おみくじをテーマにしたまちづくり)」徳山大学: 平成29年度徳山大学地域貢献研究事業 2017年4月 – 2018年3月・「カリキュラム運用の実態解明とその教師教育的意義:批判的同僚集団による相互授業分析を中核として」全国社会科教育学会: 全国社会科教育学会研究推進プロジェクト 2017年4月 – 2018年3月 【研究分担者として参加】・「地域で考える「歴史総合」の教材開発」社会系教科教育学会: 令和4年度採択 学校現場との連携プロジェクト(令和4年度~令和5年度) 2022年4月 – 2024年3月・「先生の先生はいかに自己成長をするか:教師教育者の専門性開発の体系化に向けて」日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2021年4月 – 2024年3月・「小学校生活科・社会科における空間認識形成の実態調査と指導方略のモデル化」日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2019年4月 – 2022年3月・「「先生の先生」をいかにして育てるか-教師教育者の専門性開発-」日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2018年4月 – 2022年3月・「大学院教育の充実に向けた中等教育・高等教育の接続に関する研究:高校生・学部生・大学院生による研究交流プラットフォームの創成を通して」中国四国教育学会: 平成28年度~平成29年度中国四国教育学会課題研究 2016年4月 – 2018年3月・「国民アイデンティティ,そして他者との対話」全国社会科教育学会: 全国社会科教育学会研究推進プロジェクト 2016年4月 – 2017年3月・「「他者の視線」に基づく日中韓における相互理解プロジェクト」広島大学: 広島大学校友会第9回ドリームチャレンジ賞 2015年10月 – 2016年9月・「学生・教師・専門家のコラボレーションによる授業改善研修システムの構築」広島大学: 広島大学校友会第8回ドリームチャレンジ賞 2014年10月 – 2015年9月