11月12日、地域ゼミ(大坂・赤木合同ゼミ)に所属する学生5名が、下松市立東陽小学校4年生を対象に「インターネットと人権」をテーマとした特別授業を行いました。

本ゼミでは、令和4年度より東陽小学校と継続的に連携し、学生主体の授業や交流活動を展開しています。今年度は同校より「インターネットと人権に関する学習を子どもたちにも分かりやすく伝えてほしい」との依頼を受け、学生たちは10月から授業づくりに取り組んできました。前期は高学年(5・6年生)、後期は中学年(3・4年生)の児童を対象とし、学生たちは、遊びながら人権について考えることができるオリジナルすごろくを開発しました。

教材作成にあたっては、「全員が楽しめること」「人権の学びにつながること」を大切にし、東陽小学校の先生や下松市教育委員会の方々と何度も意見交換をおこない、試行錯誤を重ねながら教材を完成させました。

授業当日は学生が進行役となり、グループに分かれて児童と一緒にすごろくを楽しみました。児童は積極的に活動に参加し、インターネット利用における思いやりや発信のあり方について、遊びの中で自然と学ぶ姿が見られました。この様子は山口県人権教育課の職員や下松市教育委員会社会教育担当主事の方々にも授業を参観いただきました。

地域ゼミでは、今後も地域の教育機関との連携を深め、学生が実践的に学べる機会の創出に取り組んでいきます。11月26日には、同様のテーマで東陽小学校3年生を対象とした授業を実施する予定です。

■前期ゼミでの活動の様子はこちら⇒下松市立東陽小学校で学生が「SNSと人権」に関する特別授業を行いました – 周南公立大学

東陽小学校での授業風景
東陽小学校での授業風景
開発したすごろく
事前の教材作成の様子