地域共創型インターンシップ

インターンシップとは

 インターンシップとは、社会に出る前に企業で実際の仕事に携わってみることにより、自分が目指している業界や企業の仕事を体験できる制度です。仕事内容や会社の雰囲気などを体感できることで 、業界・企業への理解を深め職業観を養う機会であることはもちろんのこと、自分自身の特性を発見することなど、キャリア形成の機会として非常に有効です。
インターンシップ参加のメリット

インターンシップには、具体的に以下のような参加のメリットがあります。

◆メリット①:目指している業界・企業・仕事の実情を知ることができる
 企業は普段、社外の人間を職場には入れません。インターンシップ期間だけは、外には見せられない仕事の現場に入り、そこでどんなことが行われているのかを自分の目と耳で確認することができます。現在、みなさんがやってみたいと考えている仕事は、果たしてみなさんのイメージ通りのものでしょうか。ギャップがあるかもしれません。インターンシップは、イメージしている仕事と現実の仕事との間のギャップを埋めるための最適な機会となります。

◆メリット②:業界・仕事研究を深め、自分の職業に対する考えを明確にできる
 インターンシップに参加した結果、この業界、この仕事で間違いないと確信する人もいれば、自分の想像とは少し違ったということで方向転換をはかる人もいます。将来の職業への考え方を確固たるものにするために、実際の仕事を体験してみるのは重要な機会です。 また、仕事だけでなく、職場の雰囲気や働いている人の様子といった、いわゆる“社風”を肌で感じることができることも大きなメリットです。社風はメディアの情報では判断するのが難しい要素です。インターンシップではこのような体験しないと分からない重要なことも確認することができます。

◆メリット③:採用選考試験が始まる前に、社会人と交流することができる
 インターンシップでは、現場の社員の方々と一緒に行動することにより、気軽に質問をしてみたり、相談をしてみたりと、採用選考試験が始まってからではできないコミュニケーションが可能です。どんな思いで仕事に取り組んでいるのか、どういったタイプの人なら仕事仲間として受け入れたいか、仕事のやりがいやつらいところなど、質問すべき事柄はたくさんあるはずです。

◆メリット④:目指している企業に早い時期からアプローチすることができる
 インターンシップを明確に採用選考試験の採否と絡めている企業は年々増えてきています。3年生次の夏頃の早い段階から自社のことを意識し、インターンシップへの参加を表明してきてくれた学生は、“入社意欲の高い学生“として認識されることになります。採用選考試験が始まったら真っ先に案内をする有力な採用候補学生としてインターンシップ参加者をとらえている企業もあります。そういった意味で、採用試験が開始してからエントリーする学生よりもインターンシップに参加した学生の方が若干有利であると見ることはできるでしょう。(後述のように、今後はインターンシップ中に取得した学生情報を企業が採用選考活動に活用することが可能になります)
 しかし、インターンシップに参加していないとその企業から内定が取れないということではありません。当然、採用試験が始まってからアプローチを始めた学生の中にも多くの内定者がいます。あなたが、明確に就職を目指している企業がある場合、インターンシップに参加して早めにアプローチしておくのはメリットのあることであると理解しておきましょう。
これからのインターンシップ
 令和4年4月に「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」にて、「新たなインターンシップ」として、『学生のキャリア形成支援における産学協働の取組み(4類型)』が示されました。 そして、一定の要件を満たせば、企業はインターンシップ中に取得した学生情報を広報活動・採用選考活動に活用することが可能になりました。

 学生のみなさんにとっては、これから採用やインターンシップがどのように変わるのか、不安も期待もあると思います。産学連携協議会より、キャリア形成の4類型やこれからの人材に求められることなどを解説したリーフレットを配布が開始されましたので、ぜひ見てみてください。

【リーフレット】何が変わるの?これからのインターンシップ(学生用).pdf


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