情報科学研究科応用情報科学専攻3つのポリシー

情報科学研究科応用情報科学専攻は、学部教育の質と方向性を確保・公開するため、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの3つを制定しています。

入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

情報科学研究科応用情報科学専攻のカリキュラムの実施に際し、以下のアドミッション・ポリシーを満たす学生を広く募集し、受け入れます。

  • 1

    進歩を続ける科学技術や動的に変化する社会環境に対応して学術や職業における諸課題を解決するために、論理的・体系的な理解力と思考力及びそれに基づく判断力・表現力を身に付ける努力を惜しまない人。

  • 2

    カリキュラムの構成と目的を理解し、計画性をもってグループを含むプロジェクトでの学修を行うことを通じて協調性とリーダーシップを向上していける資質を持つ人。

  • 3

    高度専門職人材としての高い責任感・倫理観を養うとともに、デジタル・トランスフォーメーションやイノベーションを起こす志を持つ人。

  • 4

    応用情報学に関わる分野での一定以上の学修や職務経験を有し、そのさらなる向上やリスキリングと向上を主体的に行う意欲のある人。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

情報科学研究科応用情報科学専攻は、定められた年限を在学し、所定の単位数を取得し、総合科目及び3つのプログラムでの学修を通して、以下を修得したものに学士(情報科学)の学位を授与します。

  • 1

    【知識及び技能】

    多面にわたる情報技術を専門職としての高いレベルで体系的に身に付け、社会及び企業の抱える諸問題を解決でき、デジタル・トランスフォーメーションやイノベーションを起こす能力を身に付けている。

  • 2

    【思考カ・判断カ・表現力等】

    地域や社会及び企業等の抱える諸問題に対して、応用情報学の諸分野の方法論及び技術を用いて分析・考察し解決に導くことができ、それをデータや結果の視覚化も含めて他者に分かりやすく整理して伝えることができる。

  • 3

    【主体性・多様性・協調性】

    地域や社会及び企業等の抱える諸問題に主体的かつ積極的に取り組むことができ、その実践に当たって社会等の多様性に適切な配慮ができ、リーダーシップや協調性を発揮して活動できる。

  • 4

    【向上力】

    学修した知識や技能等を生かして、進歩を続ける技術に対して常に自らの知識や技能を向上できる。

  • 5

    【倫理・責任等】

    技術者倫理・コンプライアンスを高いレベルで遵守して、常に自らの職責に応じた適切な行動ができる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーを満たす人材を輩出するために、情報科学研究科応用情報科学専攻は以下のカリキュラム・ポリシーに従って教育課程を編成し教育を実施していきます。

  • 1

    【カリキュラムの構造】

    集中的に学べるようクオーター制とし、基盤科目、専門科目、課題研究を1年次に配置し、応用情報学の基盤と必須の専門知識を体系的かつ実践的に学べるようにし、2年次に展開科目、特定課題研究で高度専門職人材として必要となる高度な知識及び技能を実践的に学べるようにする。

  • 2

    【基盤科目】

    応用情報学のいずれの領域でも必須となる概要やプログラミング及び思考力・判断力・表現力や倫理・責任を学ぶ科目を基盤科目として配置し、全科目を必修とする。

  • 3

    【専門科目・展開科目】

    応用情報学において特に現代において重要となる分野について専門科目を配置し、講義と演習を組み合わせた実践的な学びを1年次に提供する。また、最新・高度なトピックについて講義・演習・実習をケース・スタディやPBLを活用して行う展開科目として2年次に提供する。

  • 4

    【課題研究・特定課題研究】

    1年次に課題研究、2年次に特定課題研究を配置し、自ら設定した課題に対して、その課題解決を個人またはグループで図ることを通じて、学術的・技術的な体系的知識や技能をどのように現実の課題解決に活用するかを学べるようにする。特定課題研究においては、地域や社会及び企業等の抱える課題を高度かつ現実的に解決することを図るものと、その中での学術的新規性に着目するものとを選択できるようにする。

  • 5

    【教育課程に対する配慮】

    上記の教育課程で学修するに当たって必要な基礎知識等について個別の指導を行うとともに、必要なオンデマンド教材を活用する。