大学のスゴい研究、見せます!

暮らしに困難を抱える家庭の子どもの成長や進学を支える仕組みづくり

人間健康科学部 福祉学科 准教授 牛島 豊広

研究の概要

経済的に困難を抱える家庭の子どもたちが安心して学び、大学などに進学できるようにする仕組みづくりに取り組んでいます。具体的には、地域の学校や福祉機関が協力して子どもを支える「話し合いの場(協議体)」をつくり、その効果を明らかにする研究を進めています。また、保育園や幼稚園を対象に、家庭の暮らしを支えるためにどのような取り組みが行われているかを調べています。さらに、こうした成果を通じて、保護者の安心感や地域全体の支え合いがどのように形成されるのかを検証し、より効果的な支援の在り方を探っています。

この研究で社会·暮らしがどう変わる?

この研究が進むことで、「進学をあきらめなくてよい社会」の実現に一歩近づきます。地域の学校、保育施設、行政や福祉機関が力を合わせることで、一人ひとりの子どもに合った支援が届きやすくなります。その結果、教育や進学の機会が広がり、子どもの可能性を生かせる社会づくりにつながります。また、家庭における子育てへの安心感が高まることで、保護者が子どもの学びや成長をより前向きに支えられるようになります。さらに、地域全体が子育てを支え合う雰囲気が広がり、子どもも大人も安心して暮らせる環境が整っていくことが期待されます。

研究の魅力

本研究の魅力は、腸内細菌が全身のコンディション維持に重要であることに注目し、内部臓器とのかかわりについて生理学的な視点から明らかにすることで健康長寿社会への貢献を目標としている点です。アスリートに特化した研究であるものの腸内環境と臓器間の繋がりを理解しやすいスタイルで「見える化」し、アスリートから一般成人の健康維持対策として、世の中への還元を目指しています。