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アスリートの腸内細菌叢と生理学的メカニズムに関する研究ー心身のコンディション維持と健康管理対策ー

人間健康科学部 スポーツ健康科学科 教授 松生 香里

Q1. どんな研究テーマですか?

アスリートの腸内細菌と身体のはたらきの関係を調べ、心身のコンディション維持や健康管理につなげる研究です。

Q2. なぜアスリートの腸内環境に注目するのですか?

アスリートは試合で最高のパフォーマンスを出すために、食事や睡眠、疲労の状態を細かく管理しています。しかし、過度なトレーニングで疲労やストレスがたまると、腸内環境が悪化して腹痛などの不調が起きやすくなります。そこで腸内細菌に注目し、その働きを全身の臓器とのつながりから明らかにしようとしています。

Q3. 研究ではどんな方法を取っているのですか?

腸内細菌の情報を活用して臓器との関連を調べるだけでなく、実験室だけでなくスポーツ現場とも連携して研究を進めています。これにより、アスリートの競技力維持・向上を目指しています。

Q4. この研究は社会や私たちの暮らしにどう役立ちますか?

アスリートの体調管理に役立つだけでなく、一般の人の日常的な体調不良(便通異常、疲労感、睡眠の質低下など)の原因解明にもつながります。さらに腸内細菌データを活用して、食事のメニューや運動強度を科学的根拠に基づいて設定できる新しい健康プログラムを開発することが期待されます。

Q5. この研究の魅力はどんなところですか?

腸内細菌が全身のコンディションにどれほど重要かを、生理学的な視点から解き明かそうとしている点です。アスリートを対象にしていますが、成果は一般の人にも応用でき、社会全体に広く還元できる点も魅力です。