大学のスゴい研究、見せます!

人の没頭を促進して活動を支援するロボット技術の研究開発

情報科学部 情報科学科 助教 河村 拓実

Q1. この研究はどんなテーマですか?

自己実現に向けて、人がやりたいことに制約なく参加できるよう、没頭を促進することで活動を支援する遠隔操作ロボット技術の研究開発に挑戦しています。

Q2. なぜ遠隔操作ロボットに注目しているのですか?

社会には、身体や時間、場所の制約があり、やりたい活動への参加が難しい人もたくさんいます。遠隔操作ロボットは、自分の分身のように世界中で活動してくれる存在として、その制約を乗り越える鍵になるからです。

Q3. 操作する人にとって、どんな課題がありますか?

ロボットの構造は目的によって大きく変わります。これらを自分の手足のように自由自在に動かすのは難しく、大きな負担です。この課題を解決するため、人が作業に没頭したときの集中力やポジティブな気持ちに由来するエネルギーを引き出す技術を探っています。

Q4. 研究が進むと、社会や暮らしはどう変わりますか?

誰でも簡単に、進んで操作したくなるロボットができれば、身体や育児、介護などの事情がある人も、様々な形で社会に関われる機会が増えます。福祉や農業などのエッセンシャルワークに参加できれば、少子高齢化や人手不足の解決に結びつきます。働き方だけでなく日々の活動や趣味の楽しみ方の広がり、やりがい・生きがいの発見にもつながります。

Q5. この研究の魅力は何ですか?

誰もが操作したくなり、かつ社会に受け入れられるロボットの姿はまだ見えていません。試作と評価の繰り返しは心底大変ですが、アイデアを形にし、誰かにそれを夢中になって使ってもらえる瞬間に出会えることは最大の魅力で、挑戦を続ける原動力になっています。