大学のスゴい研究、見せます!

プレコンセプションケアや助産師の実践力の向上への支援

人間健康科学部 看護学科 教授 渡邊 淳子

Q1. どんな研究テーマですか?

プレコンセプションケアといって、人生100年時代を健康に生きるために、若い人たちが将来のライフプランを考えながら、生活や健康と向き合うことを支援する仕組みの構築を目指しています。また、それを支える助産師の実践力の向上への支援に取り組んでいます。

Q2. 研究では、どのような内容に取り組んでいますか?

若い時から将来の妊娠・出産を考えた身体づくりや生活への支援を行っています。妊娠・出産を希望しない方も含めて、性や妊娠・出産に関する知識を持つことが、満ち足りた人生を送ること(well-being)につながると考えています。また現在は、緊急避妊薬の問題にも取り組んでいます。

Q3. なぜこの研究が必要だと考えていますか?

我が国では女性のやせの問題が取り上げられており、それが将来の低出生体重児の出産につながっています。また、性感染症予防や望まない妊娠を避けることも課題となっています。こうした課題に対して、知識と行動を身につけていくことが重要だと考えています。

Q4. この研究で社会や暮らしはどう変わりますか?

知識と行動を身につけることで、若い時から自分自身の健康について考えられるようになります。現在は中学生・高校生・大学生への教育を行っていますが、今後は社会人にもアプローチしていきたいと考えています。

Q5. この研究の魅力はどんなところですか?

若い人たちやその親御さんと関わることで、現代社会の問題の一端が見えてきます。いのちの大切さを伝え、若い人と「生きること」について共に考えさせられる点に魅力を感じています。私自身が看護職として出産の現場や人の死に関わってきた経験があるからこそ、これからの若者に伝えることができると考えています。