大学のスゴい研究、見せます!

DXデザインと実装の方法論

情報科学部 情報科学科 教授 野村 典文

Q1. どんな研究テーマですか?

DXデザイン/要求工学を核に、顧客価値の定義からビジネスゴール・戦略、システム要件までを一気通貫で設計する方法論と実装の研究です。価値起点でDXを設計し、短期間で価値検証できる実践知の体系化を目指しています。

Q2. どのような課題に取り組んでいますか?

産学連携の現場で、AI・データサイエンス基盤構築、製造業との協業による外観検査AIの実現、流体分野でのCFD×AIなどの実課題に取り組んできました。こうした実践を通じて、再現可能な設計プロセスと評価手法の整備を進めています。

Q3. この研究の特徴は何ですか?

顧客価値の定義という超上流から、要件・実装・評価までを一本化する点に特徴があります。20年超のコンサル経験と大学での教育・共同研究を横断し、理論と実装を往復させながら、短期間で効果を測るPoCを重ねることで、DX実践知を磨いています。

Q4. この研究で社会や暮らしはどう変わりますか?

価値起点のDX設計により、自治体や企業のサービスを市民視点で再設計し、待ち時間や手続き負担の削減につなげます。産学官連携を通じて現場データが継続活用される仕組みを地域に根付かせ、誰もが恩恵を実感できるデジタル社会の実装を加速します。

Q5. この研究の魅力はどんなところですか?

現場で効く「設計の筋道」が手に入る点が魅力です。製造・公共・教育分野での共同研究実績と、40年近くにわたる企業での実務経験で得た知見を往復させながら、価値定義から実装・評価までを高速に磨いていく。この循環が研究の牽引力であり、実務と学術の橋渡しを強固にしています。