大学のスゴい研究、見せます!
性格と恋愛と進化心理学
総合教育部 准教授 喜入 暁
Q1. どんな研究テーマですか?
パートナー関係(恋愛関係)と個人差について研究しています。異性をすぐ好きになる人やなかなか好きにならない人、好きだった相手に対する突然の嫌悪感(いわゆる蛙化現象)など、私たちの個人差は恋愛にも深くかかわります。性格と特徴的な恋愛関係パターンや、それらが進化を通してどのようにデザインされ得たのかを明らかにしようとしています。
Q2. なぜこのテーマに取り組もうと思ったのですか?
私たちが日常的に考えていることの多くは、恋愛やパートナー関係にかかわることではないでしょうか。そして、その在り方は人それぞれです。しかし同時に、性格と恋愛パターンのあいだには、どこか一貫性があるようにも思えます。このような疑問がいつの間にか研究テーマになっていました。
Q3. この研究をすることでどんないい事があるのですか?
私たちは失敗経験を通して自分の恋愛パターンを知っていきますが、それでも、いつもダメな人と交際してしまうとか、いつも恋愛までたどり着かないといった失敗が繰り返されるかもしれません。これらを解決するいわゆる傾向と対策は、客観的に自分自身のパターンを知り、他者のパターンを知ることから始まります。これらは、個人の経験だけでなく、科学的な研究に基づけば、より整理して理解することができます。
Q4. この研究によって私たちの暮らしはどう変わりますか?
さまざまな人生の失敗のうち、恋愛関係にかかわるものは大きな影響をもたらすでしょう。自分や他者の恋愛パターンを科学的に整理して理解できれば、感情的に好きになっても理性で危険信号を察知できるかもしれません。あるいは、良好な関係を維持し続けることにつながるかもしれません。
Q5. この研究の魅力は何ですか?
恋愛という誰にとっても身近ですが深堀するのは野暮とも思われがちなことを、大手を振って研究できることそのものが魅力の一つかもしれません。自分や他者の恋愛に応用できたらラッキーですしね(笑)