9月9日の「救急の日」に、ゼオンアリーナ周南において、周南市立周陽中学校の生徒を対象とした救命講習会が開催されました。講習会には、周陽中学校の1~3年生47人が参加し、心肺蘇生法やAEDの使用方法、119番通報など、いざというときに必要となる救命処置について学びました。今回、講師を務めたのは、周南市学生消防団に所属し、応急手当普及員の資格を持つ周南公立大学看護学科の学生です。学生消防団による救命講習会の実施は、県内で初めての取り組みとなります。

講習では、5~6人のグループに分かれ、各グループに周南公立大学の学生が講師として付き、実技を中心に指導しました。心肺蘇生法の実技では、訓練用の人形を使い、生徒一人ひとりが2分間にわたって胸骨圧迫を実践。実際の救命処置を想定し、適切な力で胸部を圧迫できているかなどを確認しました。学生たちは、生徒一人ひとりに声を掛けながら、正しい手技を身につけられるよう丁寧に指導しました。また、傷病者の反応を確認するところから、119番通報、AEDの使用まで、救命処置の一連の流れを実践しました。参加した生徒からは、「将来、必ずどこかで役に立つと考えて参加した。専門家の方たちと関わる機会はないので、良い経験になった。災害が多いので、少しでも自分が役に立てたら」といった声が聞かれました。

今回の講習会は、生徒たちが救命に関する知識や技術を学ぶだけでなく、看護を学ぶ学生が地域の中で専門性を生かし、次世代を担う中学生に命を守る知識を伝える機会にもなりました。周南公立大学では、今後も教育・研究で培った専門性を地域に還元し、地域の皆さまとともに、安心して暮らせるまちづくりに貢献していきます。