山口きらめき財団による「若者チャレンジ応援事業」に、周南公立大学の伏木貞文教授(経済経営学部 経済経営学科)と岡井理香准教授(人間健康科学部 スポーツ健康科学科)のゼミ生が立ち上げた2つの団体が採択されました。この事業は、社会的課題の解決や社会貢献に積極的に取り組む若者の活動を支援する制度です。今回採択された2団体は、それぞれのゼミでの活動を通じた学びを活かし、自らが設定したテーマに対する活動に取り組んでいきます。

平和志向のまちづくりの会

永田典隼さん(伏木ゼミ/経済学部現代経済学科3年)

活動のきっかけ今年は戦後80年にあたることから、周南市の戦災の状況や空襲体験者の証言などを通じて、「平和」とは何か、大学生としてどう考え、行動すべきかを改めて立ち止まり考えたいと思うようになりました。地域ゼミと専門ゼミが協力して、同様のテーマに取り組む中で、さらに深く活動を展開したいと考え、団体を結成しました。活動の目的私たちの活動は、「平和」について再認識し、このまちの将来をどのように形づくるべきかを学生の視点で考え、いろいろな世代に伝えることを目的としています。その過程を通じて、「平和志向のまちづくり」の在り方にたどり着けるといいと考えています。今後の予定戦災に関連する史跡の調査や空襲体験者へのインタビューを実施し、その取りまとめ結果を12月頃に学生や市民の皆様と共有する発表会の開催を予定しています。

村岡知事(中央)と、受賞式に出席した学生 永田典隼さん(左)、東清太郎さん(右)

OKAI CLUB

高谷愛里咲さん(岡井ゼミ/人間健康科学部スポーツ健康科学科2年)

活動のきっかけ地域貢献の場を広げたいという思いから、岡井ゼミのメンバーで特定非営利活動法人「OKAI CLUB」を設立しました。ゼミでは児童生徒を対象とするスポーツ教室や交流会、スポーツイベントなど、地域や企業と連携した活動を積み重ねてきました。こうした経験の中で得た「学び」、「やりがい」、「楽しさ」を、より多くの学生・地域に届けたいと考えて始めました。活動の目的OKAI CLUBは、主体性のある学生が長期的に地域の方々と関わりながら、地域課題の解決や地域活性化に取り組むことを目的としています。授業やゼミの枠にとらわれず、さまざまな活動にチャレンジし、多くの方々に楽しんでいただける企画を考案・実践することを目指しています。今後の予定「地域課題の解決」や「学生主体で地域を元気にすること」を目標に、これまで以上に幅広い活動を展開していきます。関わってくださる方々だけでなく、学生自らが全力で楽しむことをモットーに、魅力あふれる地域づくりに取り組んでいきます。

OKAI CLUBの学生

周南公立大学は、学生の地域貢献活動を積極的に支援し、社会で活躍できる人材の育成に努めていきます。今後の学生の活躍をぜひ応援ください。

交付決定 | 公益財団法人 山口きらめき財団|山口県